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Solo Bass-Club レッスンレポート

渡辺直樹さん主宰の“Solo Bass-Club”に当HPでもお馴染みHIROMIさんと一緒に見学に行ってきました。
「Wひろみが乱入!」なんて渡辺さんに言われちゃいましたが(9/2BBS参照)まじめにレポートしてきました。
まずは、HIROMIさんのレポートをご覧ください。(後ほど管理人ひろみが写真付きでご紹介します。)
 
 
9/1、渡辺直樹さんが主宰するSolo Bass-Clubのレッスンを取材させていただきました。
まずご存知ない方々のために、Solo Bass-Clubとは何か?を。
1997年3月発売のCD付き教則本「ソロ・ベースのしらべ」、2001年10月発売の「ビデオ版 ソロ・ベースのしらべ」への多くの反響から、老若男女、プロ・アマ問わず、みんなが集まってSolo Bassに取り組める環境を、との思いで誕生させた「ベーシストのためのプレイヤーズコミュニティ」です。
ベース1本で奏でる音楽、この新しいジャンルを確立するために2002年4月から本格的に動き出し、6月には第1弾オリジナルCD「Solo Bass-ClubTETERNITY」を発売。今後もシリーズとしてCDを発売予定だそうです。
渡辺さんのお話によると、教則本「ソロ・ベースのしらべ」はなんと2万部!も販売されているそうです。家に帰って確認したところ、私の持っているのは第5版1999年2月発行の物でした。
この本の最初のページにはSolo Bassを始めたのは、スペクトラム時代のライブのソロタイムとなっています。私は聴いたことがないのですが、その頃のSolo Bassを聴いた経験をお持ちの方に是非、感想を聞かせていただきたいと思います。
Solo Bass-Clubのレッスンは、うまくないと弾けないということはない、ベース初心者でもOK!ということで、取材をお願いした際にも「ベースは弾けないけれど"Solo Bass"を弾く女性の生徒さんを是非見て下さい。」の言葉に行く前からとても興味津々でした。

当日は、前出の生徒さん、「ACT-SHOW」管理人のひろみさんと最寄りの駅で待ち合わせて教室に。
彼女は2、3日前に先生から見学者が来ることを知らされ、とても緊張していた様子でしたが、三人で歩きながら話しているうちに私達とも打ち解けてくれた?ようでホッとしました。
約束の時間より早く教室に着いたので、前の生徒さん達のレッスンを少しだけ拝見。
教室のドアを開けると、先生とふたりの生徒さんによる「ベース三重奏?」の真っ最中!
バイオリンの練習曲のような曲に、早弾きのパートの生徒さんはとても苦労している様子で、
「わっ、難しそう〜、これをベースで?」といった第一印象でした。
後で確認したところ、私達が聴いたのは曲の一部でAメロ・Bメロ・サビと続くそうです。
途中、先生が裏声でメロディーをとっているのを聴いて「うわ〜、生歌だ〜」とちょっと興奮。
そうこうしているうちに、レッスン終了。先生は「練習してきてね!」と念を押していました。
帰り際にもドアを閉めながら生徒さん達の背中に向かって「練習してきてね!」と何度も言っているのを聞いて、こちらまで緊張してしまいました。
レッスン後に私達ふたりを紹介してもらったところ、おひとりは「ACT-SHOW」をよくご覧になっている方で、ご自身もAORのHPを持っているとのことでしたので、帰ってから訪問させていただきました。特にAB'Sがお好きのようですね。

そして、次の生徒さんのレッスンへ。
ベースを始めて8ヶ月(バンド経験無し)、Solo Bass-Clubに通うようになって4ヶ月の女性の生徒さんです。
まず、先生の6弦ベースを使って自作の曲を。このベースにはベース用のシンセが付いていて(「Solo Bass用のベース」とでも言うのでしょうか)ゆっくりとした柔らかいメロディーにとても合った音色を出していました。
しかし、このシンセはちょっとしたミスタッチもひとつの音として拾ってしまうので、演奏はとても難しそうでした。その後、シンセをオフにして演奏。先生からのアドバイスは、指の移動の仕方(残す指、離す指)、次の音へ行く直前の音の消し方・残し方、など。
それが出来るようになったら、細かなニュアンス(音の強弱、テンポなど)を大事に、抑揚をつけて弾ければOKということでした。
それにしても、ベースを始めてこんな短い時間でここまで弾けるとはホントに凄い!身体も手も私より小さな女性なんですよ!
私もSolo Bass-Clubでレッスンすれば、4ヶ月後には…なんて事が一瞬頭をよぎりましたが、とても無理そうです。
彼女はとてもまじめな生徒さんで、お話を聞くと練習もたくさんしているようでした。それに、ベース貯金なるものもしているそうです!6弦ベースは弾きやすい、と言っていたので6弦を買うのでしょうか?
最後にSolo Bass-Clubに入って最初に練習したという、サザンオールスターズの「TSUNAMI」(ベースマガジン2002年2月号に掲載)聴かせてもらい、ここで、レッスン終了。

次の生徒さんはベース歴5年、バンド活動をしていて、スペクトラムは"名前は知っている程度"という若い男性です。レッスンの内容は、ベースを弾きながらですが主に作曲。
自作の曲を用意してきたようですが"今日、バイト中に思いついた"ほうの曲を先に演奏。
ベースで単音を弾きながら、メロディーを口笛で。それに合わせて先生はキーボードでコードを付けていきます。(先生がベース以外の楽器を弾いている姿に、また興奮!)
持ってきた曲の形が数小節だったので、その先を作っていきます。曲を先に進める際、何通りものパターンを出して、手探りで音を探しだしていく様子はとても興味深かったです。
先生はとてもキーが高いので、生徒さんがついていけない部分もありましたが。
作曲についてのアドバイスは、メロディーをベース(他の楽器も)で作っていくと手クセでいつもの音しか弾かないので注意!とのこと。
次に録音してきた曲(メロディーのみ)を聴いて、バンドで演奏する際のベースの入れ方などを先生からアドバイス。ここでレッスン終了。

最後に、せっかくなので先生の演奏をリクエストしてみました。
スペクトラム・ファーストアルバム「Rollita」のイントロの一部なのですが、私が音痴なせいもあり伝えるのに一苦労しました。(笑)「タタタタッ タッターター ミュ〜〜ン」と上がっていくところなんですが、皆さんわかりますか? 良いフレーズですよね!
―全体を通しての感想―
楽器のレッスンといえば、自分が通っていたピアノのレッスンのように、与えられた楽譜通りに出来るように勉強するという印象しかなかったのですが、このSolo Bass-Clubは楽譜無しでレッスンが進められていくのに驚きました。
それぞれのレッスン方法(作曲・Solo Bass・バンドのベースなど)も全く違い、生徒さんの持っている個性をうまく引き出してあげているような感じでした。どの生徒さんにも"次回までの宿題"がたっぷりあるのですが、前回出された宿題をクリアしているのには感心しました。
今回出された宿題が、次回どう出来あがったのかを是非見てみたいと思います。

それと。。。ベースを弾かせてもらわなかったことを凄く後悔しています!
ひろみさん、何でふたりとも思いつかなかったんでしょうね?

文:HIROMI

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